研究の概要†
VRを用いて視界の周辺視野を意図的にぼかすことによって集中力が向上するのか、またどの程度ぼかせばその影響が大きくなるのかを研究する。
研究タイトル†
VRを用いた周辺視野の視覚刺激操作による集中力の影響
研究キーワード†
研究は何を目指すものか(目標)†
意図的に集中を上げる。
この研究がうまくいけば何が実現するのか(将来、可能性、応用など)†
必要な時、必要な場面において意図的に集中力を向上させることが可能になる。
この研究の新規性・新奇性†
VRを用いて集中力を向上させる点において新規性がある。また、集中力を向上させる研究はいくつも発表されているが、未だにはっきりとした集中力を向上させる手法が見つかっていないので、この研究でその手法を見つけ出せるかもしれない点。
この研究の有用性†
手術や細かい作業といった集中が必要な場面において、ミスや気が散ることが減り、作業効率の向上が見込める。
目指すシステムの形(どういう入力でどういう出力があるか。何ができるか。)†
ユーザが見ている景色をカメラで読み取り、その映像をVR上に出力し、ユーザが向けている視線の周辺部分をぼかす。これによって、ユーザの周辺視野を意図的によりぼかすことができる。
システムのターゲットユーザ†
集中力を向上させたい人。または、集中できない人
システムの活用シーン†
手術や細かい作業といった集中が必要場面
研究トピック(議題)整頓†
- インタラクティブ性を上げる
→基本的に人が集中しているとき、視線は見ている景色の真ん中に行っている。それを利用して、一定の期間視線が真ん中に行っていなければメッセージ、もしくは、無理やりぼかしていない部分を真ん中に持って行くようにする。
- ぼかし以外の刺激操作はなにかあるか
→先行研究での刺激操作をVR上でやってみる。
- 集中力の評価方法
→瞬きの回数。脳波?
研究ノート†
TO DOリスト†
静止画でのぼかしアプリケーション作成(8月完了)
VR上で静止画でのぼかしアプリケーション作成(9月完了)
視線読み取り方法の模索(10月完了)
VR上で視線を取り入れた静止画ぼかしアプリケーション作成(11月完了)
ジャイロ機能の停止方法の模索(11月完了)
- メインカメラの子に画像や必要なオブジェクトを設定することが解決できたが、それによって何故か視線取得が上手くいかなくなった。。頭を動かしても正面の範囲でしか視線の取得ができていない。
- 今までは、メインカメラの子で設定されている視線取得のためのコライダーと、視線がぶつかった座標を視線の向いている場所として処理していたが、メインカメラの子に設定するのではなく、メインカメラを囲うように球状のコライダーを配置し、それによって視線の取得をする仕様に変えた。
→これでも上手くいかない。。。
- ぼかすオブジェクトのZ軸が常に固定されていたことが問題であった。それによって後ろを向いたときでもz軸が変わっていないので、ぼかしオブジェクトが常に正面の時と同じ場所にあるようになっていた。
VRとカメラの連携(12月完了)
- Vive pro eyeのフロントカメラは両目それぞれにカメラがついており、現在は片目のカメラを利用しているが、片目ずつ処理したほうがいいか検討中。しかし、そもそもViveの画質があまりよくないので外付けのWebカメラにした方がいいかもしれない。
視覚についての情報†
- 周辺視野は複雑な文字などの図形を部分的にしか認識できない。
- 周辺視野は中心視野よりも光のちらつきをより感知する。明るいものはより明るく、暗いものはより暗く見える。→ぼかしている部分の明るさを変えるのも面白そう
集中力についての情報†
- 植物は集中力を向上させる
- スマホは作業効率を下げる(存在自体が)
実装させたいアプリケーション機能†
- わざと視線移動を遅らせる(easing) →実装済み
- ぼかさない部分の範囲を変更できるようにする。→実装済み
- 常にカメラ映像を目の前に出す=ジャイロ機能の停止。→実装済み
- ぼかしている部分の明るさを変える?
- 一定の期間視線が真ん中に行っていなければメッセージ、もしくは、無理やりぼかしていない部分を真ん中に持って行くようにする?
- 先行研究バージョンの実験をVR上で実装?
実験方法・評価方法†
最近の計画†
VRとカメラの連携
ゼミ合宿の目標†
- VRとカメラの連携
- 研究で利用するカメラ映像をぼかすアプリケーションの完成
冬休みの課題目標†
研究で利用するカメラ映像をぼかすアプリケーションの完成
後期終了時の課題目標(1月まで)†
研究で利用するアプリケーションの微調整を終え、集中力の評価方法の決定
ゼミのログ†
文献ノート†
(
| 著者 | タイトル | 発表場所や出版社 | 掲載ページ 23〜56など(もしくは全体ページ数) | 発行年 | 内容の簡潔なまとめ | 内容の詳細メモ | 自分の研究との関連性のメモ |
| 桑原 | 一点注視覚型タスクにおける周辺視野への視覚刺激提示が集中度に及ぼす影響 |
| 7ページ | 2018 | 特定のパターンでの集中力向上が見られた | 数字刺激や境界膨張刺激で向上が見られ、輝度変化刺激は悪い結果だった | 周辺視野の操作によって向上することがわっかた。輝度操作は悪い結果になる |
| 福田 | 図形知覚における中心視と周辺視の機能差 |
| 8ページ | 1978 | 階層構造を形成している | 視界には、視界の端から中心の間に、明るさの感覚のみの領域、明るさの中に図形の存在が知覚できる領域、図形を構成する要素の一部を知覚する領域、知覚した要素から図形を想像する領域、形の知覚が可能な領域、図形の内容を認識する領域が階層構造として形成されている。 | 周辺視野・中心視野だけでなく、領域によって見えるもの、知覚できるものが違っている。領域ごとに範囲をぼかす範囲を変えるのも面白いかも。 |